動きのblog

主にリハビリテーションやケアで「人の動き」について書いています。

筋肉の本質① 張力系としての筋肉

皆さんこんにちは(^_^)

 

 

今回は筋肉がテーマです。筋肉に関わってる仕事は案外多いものです。リハビリ職、看護、介護職だけでなくスポーツトレーナー、ボディワーカー他にもたくさんあるでしょう。

 

 

このわかってるようで、実はわかりにくい筋肉についてシリーズで機能的な側面から説明していきたい思います。よろしくお願いします。

 

 

単純な事ですが、 筋肉の機能ってなんでしょうか?

 

 

人の動きが悪い時当たり前のように何々筋が弱いとか、筋力低下してますねなどと考えたり、人に説明したりしたりする人は多いです。



そもそも筋肉ってどのように機能してどんなふうに動きに関係しているのでしょう。案外多くの人が根本的な理解ば抜けたまま筋肉を捉えています。わからない、という人も気にしないでください。学校では教えてもらえないのです。ですからここで学んでいただければ幸いです。


少し考えて見みませんか?


筋肉を使って身体を動かしている。ということは間違いではないのですが、それではあまりにも理解が大雑把すぎます。

理学療法士作業療法士での教育では、この筋肉は肩の屈曲の作用があるなんて習います。しかし、そもそも筋肉が本質的に何をするのかどのように動きを制御されてるのかという説明にはなってません。むしろ誤解を生む表現だとも思います。


では、筋肉の役割りってなんでしょうか?


動きの学習をしている人なら筋肉が収縮して『骨』を動かす。という事を考える人もいるでしょう。この考えはとてもシンプルで介助する時などには役に立つ考えですが、あくまでも骨を動かすのは結果です。それに骨だけでなく眼球も舌も内臓も筋肉によって動いています。


何々を動かす。という説明では筋肉はほぼ身体すべて部位を動かせるのでしっかりとした説明にはならないのです。


骨を動かすことを知らない人には、筋肉が骨を動かすことを知ることが役に立ちます。しかしながら、『筋肉が何をしたら』骨やら内臓が動いたのかしっかりと認識することが大切です。


骨も、内臓も目も舌も、筋肉の影響で動いているのは間違いないのですが、これらに共通する事はなんでしょうか??


またよかったら少し考えてみてください。


それは、すべて『張力』の変化があるという事です。筋肉の本質とは張力の変化です。張力が変化するから骨も内臓も舌も目も動くのです。そもそも筋肉は筋繊維といわれる糸のかたまりです。その張り具合を調整するのです。


しかし!!

ここも大切なポイントなのですが、張力は何も筋肉だけではありません。私達は筋膜、靭帯、血管、脂肪などにも弾力性つまり、張力があります。(筋膜はテンセグリティ構造として有名ですね)


脳は常にこれらの張力を身体の感覚を通じてモニタリングしています。筋肉は何をしてるかというとその全体の張力の調整役をしているのです。筋膜や靭帯といった、全体の弾力や、張力を感じとりながら適切な筋収縮や、弛緩を筋肉はしています。


決して筋肉だけで動いているのではありません。筋肉だけで動くととってもぎこちない動きになります。また、脳は1つの筋肉を収縮しろと命令を出してるわけでもありません。


例えば後ろにふり向こうとする時、あなたは今から何々筋を収縮させて関節を動かしふり向こうなんてしないはずです。


そうではなく、振り向く時その動作必要な場所の張力を高めて、必要ない場所は緩めてるのです。


まとめると私達の軟部組織は張力系して身体全体で機能してるのです。


その中で自ら縮んだりゆるんだりする事ができる 筋肉が、全体の張力を見ながら、その張力を増幅したり、逆に減らたりして動きを調整しているのです。

 

それが、たまたまその部位の筋肉が収縮してるに過ぎないのです。ですから筋収縮を考えると筋肉だけではなく、その他の筋膜や靭帯などのつながりを考えてる必要があるのです。


このように理解すると、人が機能的に動こうとするならば1つの筋肉を鍛えるというアプーロチではなかなか動けるようにならないのも理解できます。

大切なのは身体の全体の張力を上手く使えるように学習することです。

そして、そのためにはもう少し張力を私達はどのように調整しているか知る必要があります。それはまた次回でお話しします。


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