動きのblog

主にリハビリテーションやケアで「人の動き」について書いています。

筋肉の本質① 張力系としての筋肉

皆さんこんにちは(^_^)

 

 

今回は筋肉がテーマです。筋肉に関わってる仕事は案外多いものです。リハビリ職、看護、介護職だけでなくスポーツトレーナー、ボディワーカー他にもたくさんあるでしょう。

 

 

このわかってるようで、実はわかりにくい筋肉についてシリーズで機能的な側面から説明していきたい思います。よろしくお願いします。

 

 

単純な事ですが、 筋肉の機能ってなんでしょうか?

 

 

人の動きが悪い時当たり前のように何々筋が弱いとか、筋力低下してますねなどと考えたり、人に説明したりしたりする人は多いです。



そもそも筋肉ってどのように機能してどんなふうに動きに関係しているのでしょう。案外多くの人が根本的な理解ば抜けたまま筋肉を捉えています。わからない、という人も気にしないでください。学校では教えてもらえないのです。ですからここで学んでいただければ幸いです。


少し考えて見みませんか?


筋肉を使って身体を動かしている。ということは間違いではないのですが、それではあまりにも理解が大雑把すぎます。

理学療法士作業療法士での教育では、この筋肉は肩の屈曲の作用があるなんて習います。しかし、そもそも筋肉が本質的に何をするのかどのように動きを制御されてるのかという説明にはなってません。むしろ誤解を生む表現だとも思います。


では、筋肉の役割りってなんでしょうか?


動きの学習をしている人なら筋肉が収縮して『骨』を動かす。という事を考える人もいるでしょう。この考えはとてもシンプルで介助する時などには役に立つ考えですが、あくまでも骨を動かすのは結果です。それに骨だけでなく眼球も舌も内臓も筋肉によって動いています。


何々を動かす。という説明では筋肉はほぼ身体すべて部位を動かせるのでしっかりとした説明にはならないのです。


骨を動かすことを知らない人には、筋肉が骨を動かすことを知ることが役に立ちます。しかしながら、『筋肉が何をしたら』骨やら内臓が動いたのかしっかりと認識することが大切です。


骨も、内臓も目も舌も、筋肉の影響で動いているのは間違いないのですが、これらに共通する事はなんでしょうか??


またよかったら少し考えてみてください。


それは、すべて『張力』の変化があるという事です。筋肉の本質とは張力の変化です。張力が変化するから骨も内臓も舌も目も動くのです。そもそも筋肉は筋繊維といわれる糸のかたまりです。その張り具合を調整するのです。


しかし!!

ここも大切なポイントなのですが、張力は何も筋肉だけではありません。私達は筋膜、靭帯、血管、脂肪などにも弾力性つまり、張力があります。(筋膜はテンセグリティ構造として有名ですね)


脳は常にこれらの張力を身体の感覚を通じてモニタリングしています。筋肉は何をしてるかというとその全体の張力の調整役をしているのです。筋膜や靭帯といった、全体の弾力や、張力を感じとりながら適切な筋収縮や、弛緩を筋肉はしています。


決して筋肉だけで動いているのではありません。筋肉だけで動くととってもぎこちない動きになります。また、脳は1つの筋肉を収縮しろと命令を出してるわけでもありません。


例えば後ろにふり向こうとする時、あなたは今から何々筋を収縮させて関節を動かしふり向こうなんてしないはずです。


そうではなく、振り向く時その動作必要な場所の張力を高めて、必要ない場所は緩めてるのです。


まとめると私達の軟部組織は張力系して身体全体で機能してるのです。


その中で自ら縮んだりゆるんだりする事ができる 筋肉が、全体の張力を見ながら、その張力を増幅したり、逆に減らたりして動きを調整しているのです。

 

それが、たまたまその部位の筋肉が収縮してるに過ぎないのです。ですから筋収縮を考えると筋肉だけではなく、その他の筋膜や靭帯などのつながりを考えてる必要があるのです。


このように理解すると、人が機能的に動こうとするならば1つの筋肉を鍛えるというアプーロチではなかなか動けるようにならないのも理解できます。

大切なのは身体の全体の張力を上手く使えるように学習することです。

そして、そのためにはもう少し張力を私達はどのように調整しているか知る必要があります。それはまた次回でお話しします。


しっかり実践的に学びたい人は


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どうぞ。

ギャッジアップ座位について② どう向き合うか

前回はギャッジアップ座位の弊害について書きました。

※前回の記事はこちら

ugokino.hatenablog.com



しかしながら、ギャッジアップ座位を使わないことでの患者さんの生活の質の低下も考えて行かなければいけないという話でした。

ではどのようにギャッジアップ座位と向き合えばいいのでしょうか?


まずは無駄なギャッジアップはしないことです。普通の椅子に乗り移れるのであればギャッジアップは使わずに椅子に座るほうが同じ座位でも全く違う質の高いものになります。(その際は足を床につけるようにしてくださいね)


リハビリだからと言って、生活に目的もなくただ無理やり2時間ぐらい起こすというのは、身体をより固め、褥瘡リスクを高めるので本末転倒です。


起こし方も工夫が必要です。ベッドで無理に折り曲げるのではなくできるだけ手で介助してギャッジアップ機構で身体を起こさないことです。手で起こしてから、座位をとり、背もたれを起こして座ります。

難しければJMA キネステティクで学んでださい。人の構造に基づいて介助できるようになりますから。基礎からしっかり学んでいきます。

日本動きの学習協会 JMA キネステティク


ギャッジアップは身体にあまりよくありません。しかし、無理にでも座った形は作れます。それにより患者さんの生活の質は一時的には上がってることも見過ごせない事実です。


テレビを座って見れる。座って見下ろされる形ではなく同じ目線で会話ができる。食事を身体を起こして食べられる。窓から景色が見れる。周りの様子がわかる。 など


たくさんのメリットがあります。ですから、ギャッジアップ座位は身体に悪いからと言って寝たままにすることはしないほうが良いです。


私たちが考えるのはギャッジアップの負荷を減らすことです。先ほど書いた無駄なギャッジアップはやめるけども必要はギャッジアップはその人の生活のためしていく必要があります。


負荷を減らすにはどうすれば良いかを考えていきましょう。


(1)過剰な固定をやめる


まずベッドからズレるということを許容しましょう。普通にギャジアップを起こして斜めの背もたれで寝ている限り重力が働き滑るってベッドからズレるのです。


無理にそれを止めるとズレる力と固定する力で反発が起きています。ズレを固定しているので全く動いていないかのように見えますが、身体の中は反発力で組織を痛めるのです。


ある程度ズレて当たり前で、ズレたらまた座り直しする。介助する。斜めに無理に座ってるんだから滑ってズレるということを受け入れることです。


(2)固定ではなく、受け止める


そうは言ってもズレすぎるのも寝たきりの人は自分で戻れませんので介助することが多く介助者の負担になりがちです。


その際は足を上げるギャッジアップを使うのではなくクッションでサポートをします。クッションはビーズを避けてください。ツルツルして余計に滑るのと柔らかすぎてサポートになりません。


適度な弾力があるものが良いでしょう。一般的には大判のバスタオルを丸めたものがおすすめです。それをギャッジアップ座位の時にお尻の下や、大腿部の下や横に設置します。


イメージとして、ベッド上に体重を預けることができるバスタオルの椅子を作ります。そこで、体重を受けてもらいます。


ここで注意なんですが、間違ってもくさびのように固定するためにバスタオルを使用しないでください。


固定ではなく体重を受け止めるためサポートです。もたれるからこそ力が抜けるのです。隙間に挟み込めば、窮屈になりすぎで苦しくなります。見た目はわずかな違いですが大きな違いです。


固定ではありませんので、どうしてもズレるものは自然の摂理です。ズレれることも一つの患者の能力ですからギャッジアップの背中の窮屈感重力との関係性の中でズレてるのです。ズレれる余裕も必要です。


(3)ギャッジアップを一度にしない

もし、手による介助でなくベッドの力で座位に持っていきたいとき、そうしなければいけない時の関わりを考えましょう。


一度に目的の角度まで、身体を起こすのではなく、3回から5回に分けて少しずつ身体を起こします。また同じように座位から寝るときも少しずつ行います。


本人はベッドの機能によって無理に動かされているわけですから一度に大きく動かすと身体がついていかないのです。


そして、少し動かした時にベッドと患者さんの境目に介助者の手を入れます。


「背抜き」や「尻抜き」

と言われているものです。これを行うとズレとの反発力をかなり軽減できます。


患者さんはズレとの反発により身体認識も歪んでいます。まるで本人はベッドに接着剤でくっついているかのように感じる人も多いのです。


最後の座り終えるときもこの背抜き、尻抜きを行ないます。そうすると本人もベッドからお尻や背中が離れている感じが掴めゴゾゴソする動きが促せます。


背抜きや尻抜きとはゴソゴソする代わりでもありますので、背抜きや尻抜きをする代わりにゴソゴソを介助しても構いません。


いかかでしょうか?

実際はこのようなサポートをしながらギャッジアップを使います。ただし長期の併用はやはり身体的負荷がかかりやすいのでできれば、椅子に座ることを増やしていくことが

望ましいでしょう。椅子は椅子で本人にあった適切なサポートがある椅子に座ることが望ましいです。


またリハビリはリハビリで寝たきりの人の適切なアプローチがあります。間違っても無理やり立たすという事で立てるようにはなりません。それは棒になって立ってるように見えてるだけです。

それはまた別の機会に 寝たきりの人のこのようなケアについては

JMA キネステティク 実践コース



寝たきりの人のリハビリについては
シンプルラーニング スキルアップコース

で学習できます。そもそも無理やり座らせて座れるようになりません。身体が固くなるだけです。寝たきりの人の適切なケア適切なリハビリテーションがあるのです。


ただそれは人の動きの基本をおさえる必要があります。


まずは

キネステティクなら 基礎コース

シンプルラーニングなら ベーシックコース

からの受講になります。それでも多くのヒントを得ることができるでしょう。もし興味があればお申し込みください。

 

セミナー中の様子

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ギャッジアップ座位について① それは座位ではない

ベッドでのギャッジアップ座位はリハビリではありません。このような記事がありました。

www.medwatch.jp



この記事の内容も重要ですが、気になったのは最後の部分です。寝たきりよりも、座りきりと提案されています。


もう少し詳しく見ると、ギャッジアップ座位でについて座るほうが、心肺機能に負担がかかり身体の回復に繋がると書かれています。


一見もっともらしい意見に思えますが、実は大きな動きに関する誤解があります。ギャジアッブ座位とは介助用ベッドの機能を使って身体を起こし座位をベッドの上でとることです。


しかし、よく考えるとギャジアップ座位とは座位ではありません。座位ではないけど座っているように見えるだけです。


人には見えない動きといものがあり一見曲がっているようは状態でも本人は伸びているなどという現象が生じているのです。



ギャッジアップ座位を座位として誤解すると様々な弊害を招きます。一つ、一つ、見ていきましょう。


(1)ベッドと体が合わない

まず、ベッドの曲がるところは基本的に決まっており、固定されています。つまり、体をギャッジアップで起こそうとすると、ベッドに身体を合わせなければいけません。


しかしながら、多くの寝たきりの人はそんな機能がないから寝たきりのわけです。


身体はベッドに合わせらせないまま不自然に曲がり、不自然な筋緊張を招きます。多くの人はより身体を固めていくのです。

 


(2)そもそも無理やり曲げて座位に見せている

ギャッジアップ機構という名前だとわかりにくいのですが、そもそも曲がりにくい身体を機械の力で曲げるというプレス機構です。

挟み上げ機構なのです。背もたれを曲げ足元を曲げることで身体を無理やり折りたたみ座位にします。


そこに、本人の主体的な動きはありません。まっすぐに固まってるものを無理やり見た目曲げているだけなのです。見た目は曲がってますが、それはプレスしているからで、本人はとっても苦しいのです。


この苦しさは時間とともに麻痺してくことも多いです。だた本人は意識的にも、無意識的にもその無理な動きに耐えようとして身体をより固めます。


自分の体を使って一度身体をまっすぐに固めたまま、ギャッジアップで身体を曲げてみてください。その体験ができます。かなり苦しいですよ。


(3)褥瘡リスクが高まる

褥瘡とは、床ずれとも呼ばれ長時間同じ部位を圧迫するとその部分の血流が途絶え、酸素や栄養が細胞に行かなくなり壊死したり、損傷する症状です。


動きがないことで長時間の圧がかかり、また循環障害を招きます。つまり動きを増やし、循環を促進することで褥瘡は予防できます。ギャッジアップ座位は無理やり曲げているので身体を固めますから自分で動くことができません。


また、滑り台の上で寝ていることを想像してもらったら分かるのですが、斜めの場所では私たちは滑らないように身体を固めます。そして滑らないように足の方のベッドを曲げて身体がズレないように固定する方法が現在のギャッジアップ機構の使い方として広く指導されています。


しかし、これは間違いです。そのような方法を行うとより身体は固定されます。一見動かないようでいい感じにも見えなくないのですが、全く動けないと本人の身体はとてもつらいのです。


背中が上がり
足元が上がる

ということでお尻が下になるので、そこに物凄い圧力と固定が働きます。


私の訪問している人もこの固定で褥瘡が発生していました。足のギャジアッブを辞めただけで治りました。


他にも色々とあるのですが、これまでギャッジアップ座位の弊害について書いてきました。ではどのようにギャジアップ座位と付き合っていけば良いのでしょうか。

最初に書きますが、ギャジアップ座位は生活の質という視点でとても大切です。

テレビを見みたり
ご飯を食べたり
景色をみたり
ベッドでギャジアップを使って、座って行う必要の人もいるでしょう。身体的デメリットが大きいからギャジアップベッドをやめるというのはあまりにも安易です。

その人にとって必要だから使っているのです。ですから上記のデメリットを含め上手く付き合っていく必要があります。


また、寝たきりの人のリハビリはもっと別のやり方をしないと機能は高まりません。


座れない人を無理やり座らすだけでは、座れるようになりません。身体は固くなるだけです。固まると、動けません。固まって、座って動けなければそれは機能的ではありません。


もし、無理やり座らせて座位でアクティブに動けるようになったのであれば、それは無理やり座らさなくても、できるようになっていたのです。

もしかしたら、無理にさせなければより動けたかもしれません。

参考記事

ugokino.hatenablog.com




次回はどのようにギャジアッブ座位と付き合えばよいか書いて行きますね。 このギャジアッブ座位についてもシリーズで 書いて行きます。

よろしくお願いします。

次の記事

ugokino.hatenablog.com

予後は予測するものじゃなく、裏切るもの

世の中

予後予測するデータは

たくさんあります。


学会、書籍、論文

至るところに記されています。


しかしながら

私たちの仕事は

予後を予測し患者さんや

利用者さんにそれを

当てはめることではありません。


私たちの仕事は

よい意味で予後を裏切ることです。


例えば

論文ではここまでしか回復できない

って書いてあるけど、

今もっと、動けてますね!


予後不良の病気だけども

なんとか進まずこれてますね!


歳をとるだびに

ますます動けるようになってますね!!


患者さんの望みは

予後に当てはめることではありません。


患者さん望みは

予後を裏切ることなのです。

ですから、私たちも予後を裏切ることを

目指します。


予後予測に関して

数々の論文やデータあるでしょう。

しかし、

それらは、自分がしている仕事が

価値があるということのために

存在してるのです。


データでは、ここまでだけど

データ以上の事ができましたね!


そんな風にして使うのが

予後予測の論文やデータです。

決して予後予測通りに

患者さんを当てはめるものではありません。


予後が悪いなら、

なんとかして、少しでもその流れを

断ち切れないか考えてるのです。

予測通りにいかないように

考えていく必要があります。


もちろん最終的には

患者さんが機能回復すれば

いいので、

予後良好な予測ならそれでも構いません。


しかし、それ以上に良好にすることだって

可能性はあるのです。

予後が良好としても

どんどんよい意味で裏切って下さい。


また、このようなスタンスで仕事を

すると、今まで通りのアプローチでは足らず

その人に合わせた

創意工夫が必要になります。


変化をしっかり捉え

見逃さず、その人の回復を助ける

常識にとらわれすぎず

広い視野で情報を集め実行する。

(常識通りとは、過去のやり方の集積ですから、予後予測は過去のデータをもとにしてますので、ある意味今までの常識の集まりです。どうしてもそこからはずれていく部分がないと、違う結果もでにくいのです)


このプロセスが実は

より豊かな援助者の経験値になります。

そして予後予測にとらわれないからこそ

新しいアプローチや

関わりかた、考え方が発展していきます。


変化とは

学会でおこるのではありません。

最初は実践という

現場からです。


そして、それは

あなたの実践の中で見つけて

行けるものなのです。


1人1人の試行錯誤が

新しい発展に繋がります。


学会が発展の場ではありません。

学会は共有の場です。

常に変化は

援助者とともに

患者さんとともに

なのです。


予後になんて従う必要ありません

予後を裏切ってあげましょう。

データや論文は裏切るためにあるのです。

そして、新しい常識を作りましょう。

またそれを裏切って。

そうやって発展していくのです。

 

環境適応-応答① それは何か?

いきなりですが、私たちは生きています。

なぜ、生きてるかというと「環境に適応」しているからです。私たちは環境に適応するという能力を明確にもっています。


私たちはこの環境と身体が適応してるからこそ

息をし
ご飯を食べ
自由に動き
地球で過ごす事ができるのです。


何をあたり前の事をと思われるかもしれませんが、この環境適応能力は、私たちの「生きていくための能力」として非常に大切な事です。


この能力があるからこそ

空気を感じ呼吸を行い
地面に応じた歩行を行い
ご飯を食べれば唾液がでて
美味しそうな匂いをすればお腹が動く

とういう環境に適応する動きが発生します。


これを「環境適応応答」と呼んでいます。


これらは感覚に基づいて脳が応答することで起こります。感覚を通じて周囲や自分の身体の情報を集め、それをもとに環境と身体を適応させていきす。


空気の温度や湿度、流れを感じることで呼吸し
地面の形状や質感を感じながら、自分の身体も感じて歩行し
美味しそうな匂いや、料理を眼と鼻で感じれば唾液が分泌し消化管もはたらく準備を始めます。


これらのプロセスは無意識的な応答でなんらかの影響で邪魔されない限り脳が勝手に行ってくれます。


いちいち意識したら大変ですからね。

呼吸のたびに意識したり
歩くたびに意識したり
美味しそうなものみて胃を動かしたり
ご飯食べるたびに唾液の分泌をしたり

もう訳がわかりません。


ですから、無意識的にそれこそ、あたり前のように思えるのですが、当たり前ではありません。ただ、生まれてから当然のようにこの機能を使ってきたから当たり前だと思うのです。


環境適応「反応」という言葉ではなく、環境適応「応答」なのは、完全な自動的なものではなく本人の主体的な感覚体験に左右されるからです。


反応となると、刺激に対して一定の反応というように、決まったように思われがちです。しかし、本来もっと多様で豊なものなのであえて応答と呼んでいます。


つまり感覚の認識の仕方や注意の向け方によって「環境適応応答」は変わるのです。なぜなら、感覚に基づいた応答だからです。


ここが大切な部分です。脳の自動的な応答ではありますが、感じ方によって適応の仕方を調整することができるのです。同じ刺激でも状況が違えば応答の形は変わります。そこが反応とは違うところです。


実は環境に適応するためには、1番に動きそのものを変えるのではなく感じ方や注意の向け方を変えます。そうすれば脳はその情報をもとに環境に適応して動きを自動的に行ってくれます。そして少しずつ変化を積み重ね大きな動きも変わっていくのです。


情報もないのに、無理矢理動きを変えてもぎこちなかったり、どこかに力を入れるように動きになります。


また、患者さんでも一般の人でも環境適応応答の能力が極端に乏しい人は、小さい動きであろうと
動きを学習する前にこの能力を高める必要があります。


例えば丁寧な手で、よい関係性で相手に触れば、一般的にそれに適応して楽になることが多いのに
タッチケアや手当てなど言われてます)


逆に緊張が高まったり痛みが出たりする時です。
その際も個人差があるのでその部位だけやったり、身体全体やったりと色々あるので一概には言えませんがそのようなケースではよりこの応答の事をしっかり考えていく必要があります。


そんなので動きが変わったら苦労しないよー!って言われそうですが、私たちの脳は自分が思ってるよりも高性能なのです。高性能なのに情報が少ないから上手く機能しないのです。

ですから脳に助けになる情報を与えこの応答の邪魔をしなければ、本来もっている自然な動きや筋収縮が出現します。

もちろん逆に過剰な筋収縮の抑制も、とにかくいいあんばいで、いい感じで脳がやってくれるわけです笑それだけ高性能なんですよ。


なんかいい加減だなぁ。

と思われるかもしれませんが、そもそも私たちがしてる動きはほとんどが無意識です。


今あなたがスマホの画面をスクロールしている時も、意図的なのはそのスクロールだけです。脳は重力の中で絶えず姿勢調整してますしスクロールに合わせ眼球運動もしてます。


それだけじゃなく、内臓の動きや、体液の循環だって無意識です。


あなたがこのブログを読んでいるとき、脳はええあんばいで、ええ感じに調整してくれるから色んな事を意識せずともスマホで楽に読めるのです。


動きを学習しようと思うと、この環境適応応答の
事をおろそかにはできません。無視すると、自然な反応ではなく、頭でっかちの意図して動くガチガチ人間になります。(もちろん、意図して動く事も大切ですか、それは上手く使うタイミングってものがあるのです。詳しくはまた。)


歩行の学習でも、関節運動の学習でも、筋収縮の学習でも環境適応応答がキーになります。上手くこの応答を使えば助けになるし逆に使えなければぎこちない動きの学習になります。


また、ハンドリングに関しても、この環境適応応答を使うことでかなりレベルが上がります。自分の環境適応応答を相手の動きに使います。


また、機会をみて詳しく書きますが、これはシンプルラーニングのテンションコントロールの概念のベースになっています。


この辺り四月西宮での練習会でしっかりしていきますね(^_^)効果的なハンドリングの秘密と言っても過言ではありません。参加予定の人はお楽しみに。ガチで他では習えない学習です。


話は戻しますが、この環境適応応答もスキルなので、上手く使えば使うほどより応答もスムーズにできるようになるのです。



そうは行っても、なかなか上手く行かないよ??
というひとも多いでしょう。確かに、人間がもってる根本的でとっても大切な機能なのに現実的には上手く機能していないことがたくさんあります。


それは、無意識的に邪魔してる要素があるのです。邪魔してる事に気付かないから 応答しにくいのです。


環境適応応答は勝手に発動されるものです。無理やり発動できるものではありません。最初言った通り自動的なので。発動しないということは邪魔してる何かがあるのです。


それは長くなるのでまた別の機会に。



シンプルラーニング・ベーシック
2017/6/17.18西宮or尼崎


▶︎詳しくはこちら
シンプルラーニング学習会


多くの人が勘違いしている『バランス機能』

皆さんはバランスの向上というと

何を基準にしていますか??


バランスの良さを測ろうとするとき

よく片足立ちにして

何秒保てるかという

ことをよくしますが、


実は

この考え方では

バランスが向上することは

難しいです。


これは

根本的にバランスとは

何かを

知らないためです。

 

多くの人がバランスについて

根本的に勘違いしているのです。

 

そもそもバランスが良いとは

何でしょうか??


立位バランスが良い

とか

座位バランスが良い

とか

何を持ってそのように言えるのでしょうか??

 


立位を長時間保持できるから

座位が長時間保持できるから

バランスが良い??

 

これはバランス機能のごく一部なのです。

もしかしたら

バランスが良くなる逆の場合もあります。

 

いくら長時間座位を取れたとしても

少し動けばコロンと

倒れるようでは

バランスが良いとは言えません。

 

体を固めて

揺れないようにすれば

長時間座位をとることは

可能かもしれませんが、

 

少し押せば

ポテと

倒れるような座位では

何も座ってすることが

できません。


同じ姿勢を長時間保てることが

できても

全く動かなければ

バランスが良いとは

言えません。

 

つまり

片足立ちをいくら長時間

行うことができてたしても

その時間が長くなったとしても

歩行の機能が

上がるわけではありません。

 

歩行の機能にこだわるならば

長時間保持するのではなく

その中で動きながらバランスをとる

能力が求められます。

 

例えば、

複雑な地面で歩行するとき

登山やバイキング

もしくは

凸凹道やぬかるみを歩く

などは

 

片足立ちを

長時間保持する能力という

よりも

 

片足立ちで色々な方向に

揺れたり

体を捻ったり、反らしたり

する能力があるからこそ

 

色々な

地面でも状況でも

その際に体を適切に調整し

歩くことができるのです。

 

つまり

それが、バランスです。

バランス能力とは

体を固めて保持する能力ではなく

 

不安定な状態でも

揺れたり、体全体を動かしたり

できる能力です。

不安定なところを

体を固める歩く能力ではありません。

 

 

言い方は変に感じるかもしれませんが

「揺れることができるからこそ、倒れない」

のです。

 

 

揺れることは

 

揺れ行くことと、戻ることとセットです。

 

揺れるということは戻ることができてこそです。

 

 

振り子を見てバランスを感じるのは

 

揺れて戻るという動きの繰り返しだからです。


歩行するとき

よくこけそうになる人は

例外はありますが

ふらついるようで

全身を固めているのです。


傾くけど、揺れ戻れないのです。

 

 

コケそうになる人は

 

揺れにまず行くのではなく、

 

何かの表紙で傾きます。

 

そして揺れ戻ることも

 

できない。

 

 

それが


バランスが取れない

 

ということで

ポテっとこけることになるのです。

 

立位でバランスが良いとは

立位で保つ能力ではなく

立位で色々な動きができる能力です。

揺れたり、体を捻ったり

曲げたり、伸ばしたり 

他にもたくさん。

 

そして

立位て色々な動きができるからこそ

歩いたり

立ったままズボンをはいたり

立ってトイレをしたり

色々な活動ができるのです。

 

ですから

バランスの向上を考えるのであれば

立位で保持する時間を測るよりも

 

立位で

どれだけ色々な動きができるかを

しっかり検討していく

ことが必要です。

 


そしてバランスの向上の為に

その検討した動きから

バリエーションを増やしていく。

 

それが立位バランスの向上であり

立位昨日の向上なのです。

 

バランスは固定ではありません。

バランスの本質は変化です。

変化できないから倒れます。

 

まとめますと

能動的な変化の中にこそ

バランスがあり

バランス機能を伸ばすことは

固定を見るのではなく

その中で何ができるかとう動きを見て

変化をさらに増やしていく


つまり

動きを引き出していくのです。

 

たくさんの動きのパターンができると

余裕ができますから

使う力も少なくなり

自然と立位も座位も

長時間取れるようになります。

 

そして大きく揺れなくても

小さな揺れでバランスが取れるように

なります。


それは一見止まっているように見てますが、

止まっているわけではありません。

 

実は

私たちの立位はじっとしているように見えて

小さく揺れてバランスをとっています。

座位も同じように揺れています。

 

私たちは絶えず、

揺れる事でバランスを

とっているのです。

 

決して固まっている訳ではありません

固まってバランスが悪いと思った人は

まずは無理なく揺れる練習から始めるもの一つですよ。

 

 

シンプルラーニングを知ろう② 3つの考え方

シンプルラーニングの概念は

3つの考えで構成されています。

簡単に下に紹介させていただきますね。

 

 

シンプルラーニングの3つ考え方

人はどのように学ぶのかの理解(学びのアイデア

・学びの要素

(学ぶために人が必要な条件)

比較

安全

時間

参加

 

・学びの戦略

(効率的に学ぶための条件)

純化

制約

拡張

統合

 

 

動きをどのように発展させて行くのかのアイデア

・動きのシステム

(機能的な身体の動きを理解する)

 

全体性

多様性

 

・関係性

(身体や重力をつながりの中で動きを理解する)

うらとおもての関係

前後の関係

関係性のレベル

 

 

実践の中で相手にどのように関われば良いかのアイデア 

・Being 自分のあり方

(自分が相手とどのように向き合っている振り返る)

テンションコントロール

呼吸

注意

 

・コミュニケーション

(触れる、ハンドリング 言葉の質を高める)

ハンドリングの3つのパタン

安定と不安定な力

言葉の使い方

環境調整

 

というアイデアを実践で使うことができるようにコースや練習会を行なっています。

 

シンプルラーニングの考えはできるだけ分かりやすい言葉を採用しています。

考えが難しくなればなるほど、複雑になりすぎるので使うことも難しいのです。

  

シンプルラーニングは多くの人に動きの学習ができるようになることが目的です。

あえて言葉を簡単にしています

 

しかしその言葉は様々なバックグランドがあるものです。

簡単な言葉で自然と難しい学問が使えるように構成されています。

簡単ではありますが、知れば知るほどに深いものになっています。

 

また自転車に乗れない人が「自転車の乗り方」を乗り方について書かれている本を読んでいるだけでは一向に上達しません。実際に動きの学習も理論を知るだけでなく練習しなければうまくいきません。

  

ですから、実践にこだわっています。使いやすいアイデアをベースにしっかりと身体を使って学ぶことで「知ったつもり」になるのではなく「知っているし、できる」という状態になって欲しいのです。

 

 

セミナーでは楽しく穏やかな雰囲気で学びます。

学びに関する人が対象ですので職種も問いません。

 

一人参加でも楽しく学べます。

お気軽にご参加ください。

 

セミナー案内

ホーム(セミナー予定) - シンプルラーニング学習会

こちらでセミナーを受けることができます。初めての人はベーシックコースからどうぞ。

 

※実はこのブログに書かれているアイデアの多くはシンプルラーニングの概念を応用した内容です。

 

コース写真

 

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